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【気功とは?】
最近、西洋医学の研究者、臨床医の間で、予防医学や自然治癒力、免疫力を強化することの重要性が論議されており、 その観点から、漢方薬、鍼灸に象徴される東洋医学や、 気功やヨガによる「自分で行う医療」が大変注目されています。
「気功」とは「気」(生命エネルギー)によって、自己の免疫力、治癒力や調整力を高めて、健康のレベルを上げ、「自養其生」(みずからその生命を養う) することをめざす健康法です。
気功のふるさとである中国では、自養其生の精神が受け継がれ、 日常にも養生が生活に密着し、食べ物や生活態度などとともに、太極拳や気功などを朝早く公園などで行う最近の研究では、気功を半年以上練習すると、身体的なものと心理的なものが 同時に成長していくことが確認されています。また、病院などでも気功を始めることによって病気に対する受け取り方が変わり、痛みが軽くなったり、病気に立ち向かう力(治癒力)が生まれてくることが解りました。治さないで治すということです。
気功を練習すると、 まず床をしっかり踏み締めて立てるようになります。「大地を踏みしめて生きる」「大地に根を張って生きる」まず自分自身でしっかり立てると、 心理的にも身体的にも安定します。しっかり立って見ませんか?

【気功の歴史】
今、 判っている気功に関する最古の資料は、4000年以上前とみられる新石器時代の壷に描かれている「亀の呼吸」を真似している人の絵です。 古代の人達は舞踊の動きにより健康を維持していました。これが気功の「動功」に発展していったと考えられています。
前漢時代に書かれた「導引図」は気功の原典といわれています。導引というのは態経鳥伸(ゆうけいちょうしん)などで行う治療・養生法で、関節、体の屈伸や動作、摩擦、呼吸などで体を整えて、健康で長生きするための、体系化された保健法です。紀元前202年〜紀元後8年に書かれた中国最古の医学書「皇帝内経」の中には「気」が病気といかに深い関わりを持つかが詳しく書かれています。
このように2000年前に気功は、整理、体系化されて、広く人々の間で行われていました。 この後、漢代に「傷寒論」を記した名医・張仲景や、保健運動「五禽戯(ごきんぎ)」を作り出した華侘(かだ)等により有効な治療法として用いられて今日まで受け継がれてきました。
気功という名称は、意外に新しく、1957年に劉貴珍が「気功療法実践」という本の中で、「気功」という名称を使ったのが初めです。戦後中国政府の医療事業の一貫として「中西医合作」(中国の伝統医学と西洋医学とを合体させる)の方針の下、気功を含めての中国医学が見直され、気功も体系化されました。

【気功の種類】
気功は元来、医療気功(仏教、道教等の宗教気功を含む)としての「軟気功」と、武術気功としての「硬気功」とに大別されますが、ここでは健康を目的とした軟気功を中心に説明していきます。 軟気功は、 「内功」と「外功」とに分けられます。
「内功」は自分で行う養生気功です。 それに対して、内功で養った気の力を外に出して、他人のために気を与えるのが「外功」です。中国の病院では内科、外科と並んで「気功科」がありますが、気功科では、患者に外功を施す一方で、 患者が自分で自分の気を養っていく方法(内功)を教えています。
気功法の種類は非常に多く、現在、中国で2000を超える流派があると言われています。 中には一見すると体操のように身体を動かすもの(動功)や、 座禅のようにじっと動かないで行うもの(静功)があります。そのほか自分をマッサージしたり叩いたり、特殊な呼吸法を用いるものもありますが、その目的は基本的には同じで、身体の中で気を整え巡らせ、 病気の原因となる滞りを除くことです。


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